江戸和竿の歴史
江戸においての和竿の歴史は「1718年〜1735年」といわれていますのでかなり歴史が深いものとなっています。
「継竿」の発祥地は京都となっています、定かにはなっていませんが、古いものだと「1180年」平安時代末期に作られたという言い伝えもあるほどですから、京都から長い年月を経て江戸に伝わってきた技術といえそうです。
釣竿というと大きくは二種類に分けることができます。ひとつは「延べ竿」と呼ばれるもので、一本の竹をそのままの形で用いる竿です。もうひとつが「継竿」と呼ばれるもので先に述べたように、京都で技術が誕生して広まった竿となっています。
一般的に「江戸和竿」と呼ばれるものは、異なる種類の竹を活用して継ぎあわせて作る「継竿」のことを表しています。
和竿のポイントはなんといっても「竹選び」が最も大切であり、「切り組み」と呼ばれる竿のイメージ作りが重要な要素となります。
良い竹を見つけるためには、百本の竹の中から1.2本という割合で探し出すことになるといわれていますから、地道な作業となりそうです。
江戸和竿は、美術工芸品というのではなく、実用品といった機能が最優先される道具です。釣りの用途や釣り人の好みに合わせた和竿づくりこそが、大切な要素なのかもしれません。
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